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フライパン

安い食品と高い食品、その価格差はどこから生まれる?

スーパーに行くと、よく似た食品なのに値段が大きく違うことがあります。

例えば同じようなジャムでも、300円くらいの商品もあれば、700円、1,000円を超える商品もあります。

食パンも、100円台の商品から500円以上するものまでさまざまです。

そんなとき、

「高い方がおいしいのかな?」
「原材料が違うのかな?」
「安い商品は品質もそれなりなのかな?」

と思ったことはありませんか?

私は食品メーカーで20年以上、商品企画・開発に携わり、原材料の選定から製造、包材、コスト、量産化までさまざまな仕事を経験してきました。

そこで感じるのは、

食品の価格差は、一つの理由だけで決まるものではない

ということです。

原材料が違えば、価格も変わる

まず分かりやすいのが「原材料」です。

同じような食品でも、産地、品種、品質、配合量、加工方法などによって原材料の価格は変わります。

ただし、

高価な原材料を使えば、必ずおいしくなる

というほど食品は単純ではありません。

どんな原材料を選び、どのように組み合わせて商品に仕上げるのか。

そこにも、メーカーの商品開発の力があります。

作り方や手間も価格に含まれている

食品は見た目が似ていても、作り方はさまざまです。

大きな設備で効率よく生産する商品もあれば、少量ずつ時間をかけて作る商品もあります。

人の手が必要な工程もあれば、特別な設備や技術が必要な商品もあります。

つまり商品の価格には、

「材料の値段」だけでなく、「作るための手間や技術」も含まれている

ということです。

パッケージにも理由がある

意外と見落とされやすいのが「包材」です。

袋、トレー、箱、瓶、ラベルなど、食品を包むものにもコストがかかっています。

しかも、パッケージは商品をきれいに見せるだけではありません。

食品を守る。
品質を保つ。
運びやすくする。
使いやすくする。

さまざまな役割があります。

一方で、包装をシンプルにすることで価格を抑えている商品もあります。

私は食品を見るとき、中身だけではなく、「どう包まれているか」を見ることもあります。

お店に届くまでにもお金がかかる

工場で商品が完成しても、そこで終わりではありません。

倉庫や配送センターを経由して、スーパーなどの売り場まで運ばれます。

特に冷蔵品や冷凍食品では、温度を管理しながら保管・配送する必要があります。

つまり私たちが目にする価格には、

「作るためのお金」だけでなく、「届けるためのお金」も含まれています。

安い食品にも、企業努力が隠れている

値段が安いと、

「安い原材料を使っているのでは?」

と思うことがあるかもしれません。

でも、必ずしもそうとは限りません。

原材料をまとめて調達する。
製造工程を効率化する。
包装をシンプルにする。
一度にたくさん生産する。
物流を効率化する。

こうした工夫によって、品質を保ちながら価格を抑えている商品もあります。

食品メーカーの商品開発では、

「おいしいものを作る」だけでなく、「この品質を、この価格でどう実現するか」

も大切な仕事なのです。

「高い・安い」より「その価格に納得できるか」

もちろん、価格の高い食品にも理由があります。

良い原材料を使っている。

手間のかかる製法で作っている。

少量生産にこだわっている。

こうした理由で価格が高くなる商品もあります。

だから私は、

「高いから良い」「安いから悪い」ではなく、「なぜこの価格なのか」

を見るようにしています。

500円の商品でも、

「この内容なら500円を払いたい」

と思えれば、十分に価値のある商品です。

Kitchen Pocketsが考える「お買い得」も、単に値段が安いことではありません。

価格と、その商品から得られる価値のバランスがいいこと。

これを大切にしたいと思っています。

値札の向こう側を、少しだけ想像してみる

スーパーに並んでいる一つの食品。

その向こうには、原材料を作る人、商品を開発する人、工場で作る人、包む人、運ぶ人、販売する人がいます。

そう考えると、いつもの値札もちょっと違って見えてきます。

「なぜ、この商品はこの価格なんだろう?」

そんな目線で食品を見てみると、毎日の買い物が少し面白くなるかもしれません。

Kitchen Pocketsでも、これから商品をご紹介するときには、

「なぜ選んだのか」
「その価格に、どんな価値を感じたのか」

そこまでお伝えしていきたいと思っています。

毎日の食卓が、少し特別になる。

キッチンから、暮らしを楽しく。

Kitchen Pockets

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これからも、私たちが「食卓に置きたい」と思える、こだわりの食品やキッチン用品を少しずつご紹介していきます。

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この記事の著者

Kids Pockets 店長 WATARU

食品メーカーで20年以上、商品開発に携わってきました。
数えきれないほどのパンを焼き、試作を重ねた末にたどり着いたのが、鉄製フライパン「ルポア」です。
「なぜトースターで焼くと、あの感動が出ないのか」
その問いを追いかけ続けた数年間が、1枚のフライパンになりました。
毎朝のトーストが、ちょっと特別になる。
そんな道具を、あなたの台所に届けたいと思っています。

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