鉄フライパンのお手入れ方法について解説
使用前の準備について
一般的な鉄のフライパンは「油ならし」を使用前、頻繁に行う必要があります。「油ならし」とは、加熱し油を塗る作業のことを言います。ですが、このフライパンは「ハードテンパー加工」という「焼付け油ならし」という独自製法技術を採用しているため、サッと水で洗浄後すぐにご使用いただけます。
この工程の後、食用のオリーブオイルを塗布しておりますので、洗浄は洗剤を使用せず水のみで問題ないです。洗剤を使用するとオリーブオイルが落ちてしまいます。
「ハードテンパー加工」の特徴
素材の性質を変える効果があり、鉄の難点である「焦げつきやすい・サビやすい」を改善することができます。また職人さんが1つ1つ手作業で焼き付けを施しており、加工後、表面を見比べると「焼きムラ」「斑点」「油だまり」等の要因ですが、1つ1つに異なった独特の模様があります。まさに個性を感じます。噴射された700℃の炎が数十秒間フライパンあてられます。

ご使用開始後のお手入れ方法
鉄製でできているフライパンのため、水分が残っているとサビつきの原因になります。そのため使用後は水分を残さないように管理をすることが重要です。
具体的には、通常の場合、食パンのトースト後であれば、食パンのカスを落とした後、通常はふきんやキッチンぺーパー等で拭く程度でお手入れが済みます。水で濡らしよく絞ったもので拭いていただければ問題ないです。水で洗った際には、水を切り、よく拭き取っていただければと思います。しばらく使わない場合には、空焚きをして水分を飛ばしていただくのがおすすめです。

焦げついてしまった場合の対処方法
食パン専用として使用している場合、ほぼこげ付くことはないですが、食パン以外の様々な料理にご使用いただいていると、焦げがついてしまう場合があると思われます。その際のお手入れについて、ご紹介いたします。
こげついた場合には、フライパンに水かお湯をいれしばらく煮立たせます。こげつきをふやかし、スポンジタワシ、ハードタイプのスポンジ等で取り除きます。
洗浄後は、火にかけて水気を飛ばし油を薄く塗っていただければ復活します。
頑固なこげつきやサビの落とし方
心配されないでください。まずは、クレンザー等の研磨材が入った洗剤を使用ししっかり磨いてこすり落としてください。キズがつきますが問題ないです。そして水洗いし水分を拭き取ってください。次にフライパンを強火で加熱してください。
キズを修復するためには、冷めてから、紙やすり、サンドペーパーの100〜150番程度でキズのついたあたりを中心に磨きます。その後、水で洗い、強火で熱します!玉虫色に焼けてきたら火を止め、冷めてから「油ならし」を行っていただければ復活します。