食パン専用鉄製フライパンでつくるサクふわ食パンの簡単トーストレシピ
食パン専用鉄製フライパンを使った食パントーストのコツをご紹介します。たくさんの便利にトーストが焼けるトースター等の電気式調理器具がありますが、それに対して手作業でのシンプルな調理方法になります。
おいしく焼くための食パン選びと下準備
お好みの食パンをご用意いただきます。おすすめは以下の通りです。
- やや厚めの6枚切り~4枚切
- スーパー、コンビニで購入できる「超〇」シリーズ
- 添加物が少ない製法にこだわったパン屋さんの食パン
素材本来の味を楽しむために、余計な添加物の少ないものやふんわり感を楽しめるように厚めのパンを選ぶとより美味しく仕上がります。

Point
市販の食パンではふんわり、しっとりを出すために乳化剤を強めに入れている場合があります。この乳化剤によって水分が中に溜まりやすいためトーストしても表面は焼けているのに中がべチャッとした感じになりやすくなります。
そのため乳化剤が含まれていない超熟シリーズ、パン屋さんの食パンをおすすめしています。
焼き方のポイント
フライパンはガスコンロ、IHヒーターともに使用可能です。火力はメーカー、機種によって能力によって異なりますので、まずは中火からやや強火程度での加熱をお願いいたします。実際には、食パンの焼き加減を見て何度か試して感じをつかんでいただければと思います。
軽く水で洗い、水を切ったフライパンを加熱しはじめ、水滴が無くなったらフライパン全体に熱が伝わっておりますので、食パンをのせます。お好みで油を薄くひいていただいても良いかと思います。
このフライパンでは、手で食パンを直接持って焼いていただくことをおすすめいたします。フライパンの底面にだけ触れないよう手で表裏をひっくり返してください。パンの色を目で確認しながら、表面が焼けてくるとパンの表面が乾いた感じに変化してくる感じが指での感触で分かりますし、フライパンが浅い設計のため火傷のリスクも少なく、作業効率がとても良いです。
パン表面は短時間の加熱ですので、あまり熱くなりません。火傷をするような温度にはなりません。ですが、ご心配な方は、フライ返し等をご使用ください。
Point
ここでポイントですが、また食パンの種類や状態によっては、横から見たとき、中の白い部分がへっこみ、耳の部分がでていることがあります。
その場合、上からパンの中心あたりに人差し指、中指、薬指をあて、潰れない程度にやさしく押さえて、焼いてください。下面の白い部分がフライパンに触れていないと耳だけ焼けてしまいます。

フライパンに接している側の食パンの色を確認し、裏返しをしながらお好みの状態で焼いていただければと思います。あまり頻繁に裏返しますと火が入りにくいので、調理に時間がかかります。
火力、裏返すまでの時間について、何度か焼いていただくと、自分なりのベストな条件を見つけていただけると思います。焼き上がりまでの目安時間を100秒程度として、IHヒーターのやや強め中火で2、3度裏返す感じです。この程度の時間の焼き時間ですと、焼き上がりを食べるのは、表面はやや温かく、中は程よい良い温度です。

焼き上がり直後から数分間が最も美味しいタイミングです。外サクッと中はふんわり、もちもちの絶妙な食感と小麦の風味をお楽しみください。プロを超えた至極の一枚、心のこもった一枚を味わっていただきたいと思っております。