鉄製フライパンは持った方がいい──では、他に持つとしたらどのタイプがいい? - Kids Pockets

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鉄製フライパンは持った方がいい──では、他に持つとしたらどのタイプがいい?

料理好きなら一度は耳にする「鉄製フライパン」。耐久性と焼き上がりの美味しさで選ばれる王道の道具です。とはいえ、鉄だけですべての料理をまかなうのは難しい場面もあります。では、鉄製フライパンを基本に据えた上で、もう1~2本持つとしたらどんなタイプが便利なのでしょうか。今回は、それぞれの特徴を整理しながらご紹介します。

鉄製フライパンの強みと限界

鉄製フライパンは「高温調理」「香ばしさ」「耐久性」が抜群です。トースト、ステーキ、野菜炒めなど、外をパリッと仕上げたい料理では右に出るものはありません。また、しっかりお手入れすれば半永久的に使える一生モノの道具でもあります。

ただし、弱点もあります。やや重さがあるためお子さまが片手で振るのは少し大変です。トマトソースなど酸の強い料理ばかりに使用すると油膜が傷みやすく、卵焼きなどの繊細な卵料理では焦げ付きやすいことも。そこで「鉄+α」の組み合わせが活きてきます。

補完におすすめのタイプ

  1. アルミ+フッ素(テフロン)加工フライパン
    軽くて扱いやすく、目玉焼きやオムレツなど焦げ付きやすい料理に最適。調理後の洗浄もラクで、忙しい朝に重宝します。ただし耐久性は数年程度で、コーティングが剥がれたら買い替えが必要です。
     → 鉄がハード担当、テフロンがソフト担当と考えるとバランスが良いでしょう。
  2. ステンレスフライパン
    保温性が高く、煮込みやソテーに向いています。酸や塩分に強いため、トマトソースやワインを使う洋食にも安心。見た目が美しいので、そのまま食卓に出せる点も魅力です。
     → 扱いに慣れると万能ですが、油の使い方にコツが必要。鉄より軽めで、耐久性も優秀です。
  3. 銅製フライパン
    熱伝導率が非常に高く、温度変化に敏感に反応するため、プロの調理人に愛用されます。クレープやソースづくりなど、繊細な火加減が求められる料理にぴったり。ただし価格は高めで、手入れも必要です。
     → 「料理を極めたい」「趣味として楽しみたい」方向け。
  4. セラミックコーティングフライパン
    見た目の清潔感と焦げ付きにくさが特徴。フッ素加工よりもナチュラル志向の方に人気があります。ただし耐久性は弱めで、強火調理には不向き。
     → 健康志向・デザイン重視のサブフライパンとして。

組み合わせのおすすめ

  • 普段使い重視:鉄+フッ素加工
     → 朝の卵料理や簡単炒め物はフッ素、しっかり焼きたい料理は鉄。
  • 洋食好き・煮込み好き:鉄+ステンレス
     → 煮込みやソース系をステンレスに任せるとストレスフリー。
  • 趣味・本格派志向:鉄+銅
     → 家でプロの仕上がりを目指すなら、この組み合わせ。

まとめ

鉄製フライパンは「焼きの王様」とも言える存在ですが、万能ではないと思っています。日常の調理をスムーズにするためには、もう1本か2本、用途に合わせたフライパンを持つのがベストです。

軽さと扱いやすさのフッ素、酸に強いステンレス、繊細な火加減を楽しむ銅。どれを組み合わせるかは、あなたの料理スタイル次第です。鉄を中心に据えたフライパンライフは、より快適で豊かなものになるはずです。

この記事の著者

株式会社Kids Pockets

食品メーカーで25年以上にわたり商品企画・開発に携わり、特に小麦粉・米粉を使ったベーカリー製品の開発を専門としてきました。
「食を通じて人に寄り添い、美味しさで驚きと感動を届けたい」という想いのもと、暮らしをもっと楽しく、豊かにする商品づくりに取り組んでいます。開発商品「サクッと、ふんわり 食パン専用鉄製フライパン〈ルポア〉」は、数年にわたり理想のトーストを追求したこだわりの一品です。食パンの“本当のおいしさ”を引き出す道具として、多くの方にお届けします。

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