「この食パンが合う!」食パン専用鉄製フライパンと相性抜群な“おすすめ食パン”ガイド
パンは、正直です。素材の違いも、焼き方の違いも、驚くほど表情に現れます。
鉄製フライパンで焼いたトーストは、表面はサクッと香ばしく、中はふんわりしっとり。ですが、実は、“どんなパンを選ぶか”によって、その仕上がりは驚くほど変わります。
「昨日と同じように焼いたのに、今日は少し重たく感じた」
「焼き目は良いけど、食感がもったりする」
そんな経験がある方は、ぜひ“パンそのもの”に注目してみてください。今回は、食パン専用鉄製フライパンと“相性の良いパン”の選び方をご紹介します。
美味しく焼けるパンの特徴は?
厚みがある(6枚切り〜4枚切り)
フライパンの蓄熱性を活かすには、ある程度の厚みがあった方が◎です。外はカリッと、中はふんわり、この食感のコントラストが際立ちます。
水分が多く、しっとりしているパン
高温の鉄製フライパンで一気に焼くと、表面が薄く膜のように焼き固まり、中の水分が閉じ込められます。だからこそ、もともと水分量の多い食パンが美味しさを引き出します。
たとえば…
- 超熟(敷島製パン)
- 本仕込(フジパン)
- 原材料にこだわりパン屋さんが焼く、焼きたての食パン
などは、水分と小麦のバランスが良く、鉄製フライパンで焼くと違いがよくわかる一枚になります。とくに、クラスト(耳)の香ばしさや、クラム(中身)のみずみずしさが際立ち、食べ応えも◎です。

相性がイマイチなパンとは?
薄切りのパン(8枚切り以下)
熱が入りすぎてパリパリぎみになりやすく、ふんわり感が出にくいです。
パサついたパン・冷凍解凍を繰り返したもの
フライパンの加熱でさらに乾燥してしまいます。水分が飛んでしまっているため、焼くとさらにパサつき、重たい印象になりがちです。
さらに注意したいのは、添加物の多い食パンです。乳化剤や増粘剤が多く含まれていると、焼いたときにねちゃついた食感や、風味の違和感が出ることもあります。
たった1枚の違いが、朝の感動を変える
食パンの開発を担うまでは、「パンなんて、どれも同じでしょ?」と思っていた私でしたが、鉄製フライパンを使い始めて気づいたのは、“パンの素材のちがい”がまるごと焼き上がりに出るということです。
だからこそ、シンプルな素材の、厚みのある食パンを選んでみてください。パンと鉄製フライパン、両方の魅力が、引き立て合う朝がはじまります。
一日のスタートに、ほんの少しだけ素材を見直すだけで、トーストの美味しさは格段に変わります。ぜひ、あなたにとっての“ベストな一枚”を見つけてください。
