“追いバター”で広がる!鉄製フライパンだからこそできる“香り”の魔法
「もう少しだけ風味がほしいな」
そんなとき、最後にちょこんとバターをのせる。それだけで、香りもコクも、グッと深まるのをご存じですか?
しかもこの“追いバター”、鉄製フライパンとの相性は抜群です。
焼き上がったばかりのパンや食材の上に、バターをジュワッとのせるだけで、香り立ちが格段に違ってきます。

なぜ鉄製フライパンだと、香りが違う?
ポイントは、余熱。
鉄製フライパンは一度熱するとゆっくり冷めていく性質があります。
この特性を活かせば、火を止めた後のやさしい熱で、バターがふわっと溶けて、焦げずにまんべんなく広がるのです。
テフロンやアルミ製のフライパンとは違い、香りが飛ばず、バター本来の甘みやコクがしっかり残るのも、鉄製フライパンならではです。
おすすめ“追いバター”5選
鉄フライパンを使うとき、ぜひ試してほしい追いバターの楽しみ方をご紹介します。
① 焼きたてトーストに
表面カリッ、中はふんわりのトーストに、仕上げでバターひとかけ。
すぐには塗り広げず、じんわり溶けていくのを楽しんでください。
香ばしい香りと甘みが引き立ち、朝から幸せな気分に。
② スクランブルエッグに
半熟に仕上げた卵に、火を止めてからバターを加えると、まるでホテルの朝食のような仕上がりに。
塩だけのシンプルな味付けでも、驚くほど深みが出ます。

③ 鉄板ポテトに
ほくほくに焼いたじゃがいもに、追いバター+少しの塩。
鉄で焼くからこそ、バターが焦げずに馴染み、香りが長持ちします。
④ 焼きとうもろこしに
醤油で軽く香ばしく仕上げたとうもろこしに、バターを添えるだけでお祭りの屋台の味に早変わり。
鉄の熱でじっくりしみこみます。
⑤ 焼き鮭や塩サバに
魚の皮がパリッと焼けたら、仕上げにバターで香りづけ。
和食にも合う「香りバター焼き」は、ごはんが進みます。
香りは、記憶に残るスパイス
味覚だけでなく、香りは料理の記憶を左右する大事な要素です。
たとえば「この匂い、あの朝ごはんを思い出す」といった体験、ありませんか?
だからこそ、香りを仕上げに加えるという発想を、鉄製フライパンの魅力として伝えていきたいと思っています。
親子で楽しむ、香り探し
子どもと一緒に料理をするとき、
「今日はなににバターのせてみようか?」とちょっとした遊び感覚で取り入れるのもおすすめです。
五感を使う料理体験は、きっとお子さんにとっても食の楽しい記憶になります。
最後にひとかけ。“追いバター”を習慣に
鉄製フライパンで仕上げる追いバターは、料理の味を底上げするだけでなく、食卓を少し贅沢にしてくれる魔法のひと手間です。
ぜひあなたの毎日の一皿にも、取り入れてみてください。
