親子で使える、一生モノの道 | 料理が“思い出”になる鉄製フライパン
「息子が料理好きなので、代々引き継がれるというところにも引かれました!」
あるお客様からいただいたこの一言が、ずっと心に残っています。
私はこれまで、“鉄製フライパンは一生モノ”という言葉を何度も使ってきました。でも、それが「親子の時間」や「家族の記憶」とつながる瞬間に、道具としての役割を超えた“意味”があるのだと、あらためて感じさせられました。
道具が、きっかけになる
子どもが料理に興味を持つきっかけはさまざまだと思いますが、「本物の道具を使わせてもらえた」という経験は、将来的に大きな自信につながると思います。
小さな手で重たい鉄製フライパンを持つ。火加減を見ながら、じっくり食パンを焼く。そうしたひとつひとつの工程に、子どもは大人と同じ世界感を感じ取り、自分の中に“好き”の種を見つけていくのだと思います。
鉄製フライパンは、楽しさも伝えられる
鉄製の道具は、ただ「使う」だけではありません。油をなじませ、焦げつきを防ぎ、焼き色を調整する。その一つひとつが手間のようでいて、実は「手をかける楽しさ」そのものだと思います。
親が使っている姿を見て、子どもが自然と学んでいく。やがて一緒に手入れをするようになる。そんな風に、道具を通じての“関わり方”が育っていくのも鉄製フライパンの魅力です。
思い出になる道具
トーストの香ばしい焼き目。はじめて息子が焼いた、ちょっと焦げた一枚。「次はもっと上手に焼く!」と笑う姿。そんな何気ない日常が、やがて親子にとってかけがえのない思い出になると思っています。
鉄製フライパンは、簡単には壊れません。普通に使い続ければ、10年、20年──次の世代へと引き継ぐことができます。焼き目だけでなく、その時の会話や笑顔までも、一緒に刻まれていく。そう考えると、ただの「調理道具」とは呼べない気がしています。
最後に、“つなぐ道具”として
この鉄製フライパンを手に取ってくださるすべての方に、私はこう思っています。「この道具が、あなたと家族の“物語”をつなぐ一枚になりますように。」使い込むほどに、味わいが増すのは鉄だけではありません。その時間も、思い出も、ずっと残っていくと考えています。
そしていつか、子どもが大人になったとき、「これは、小さい頃に一緒に食パンを焼いた鉄製フライパンだよ!」と話す姿があったら、こんなに嬉しいことはないと思っています。道具が残してくれるのは、カタチだけではなく、心に刻まれる時間です。
